カザフスタンQarmet、異形鉄筋の生産拡大で市場競争力を強化

Qarmet A500SEU Rebar


カザフスタンの鉄鋼大手Qarmetは、高品質な鉄鋼製品のラインナップを拡充し、市場シェアの拡大を目指します。同社は、最新の技術基準を満たすA500SEU異形鉄筋を製品群に追加しました。この製品は、耐震構造や高耐久性が求められる重要インフラ建設に適しています。Qarmetは、これらの高付加価値製品を武器に、新たな市場への参入を積極的に推進します。


高性能鉄筋の生産と認証取得の進展

Qarmetは、徹底した研究開発を通じて高性能なA500SEU異形鉄筋の量産体制を確立しました。同社の専門チームは、製鋼から圧延工程に至るまでの全サイクルで研究を実施しました。その結果、直径8mmから40mmまでの鉄筋が厳格な品質試験をクリアし、地域制限のない適合証明書を取得しました。この製品は200万回以上の繰り返し荷重に耐える高い延性を備えており、原子力発電所などの重要な土木構造物への供給を可能にします。


鉄筋圧延工場の新設と今後の成長戦略

Qarmetは、テミルタウの製鉄所敷地内に新たな棒鋼圧延コンプレックスを建設し、生産能力を飛躍的に高めます。この新工場の設計能力は年間54万トンを超え、企業の競争力を一層強化します。同工場では、A600やA1000グレードの高強度鉄筋の生産を計画しています。この投資は、同社が建設用鋼材市場における地位を固め、さらなる収益成長を実現するための重要な戦略的布石となります。


金属フォーカス 編集部コメント

Qarmetによる高機能鉄筋の製品開発と新工場建設は、中央アジアにおける鉄鋼産業の高度化を象徴する動きです。核施設など極めて高い安全基準が求められるプロジェクトへの参入能力を確保したことで、同社は地域内のインフラ需要を独占的に取り込む可能性を秘めています。


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