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| Rio Tinto Resolution Copper Project |
Rio Tintoは、アリゾナ州のResolution Copper鉱区の管理権を取得したと発表しました。この鉱区は米国で最大級の銅資源を抱え、電気自動車、電線、電子機器向けの重要鉱物供給に不可欠です。20年以上にわたり、現地のSan Carlos Apacheが宗教的権利を理由に反対してきた中で、長期の法的闘争に終止符が打たれました。
土地交換と探査計画
Rio Tintoは米森林局に5,400エーカー(約8.4平方マイル)の土地を提供し、代わりに銅埋蔵量約4,000億ポンド(約1,810万トン)を含む2,400エーカーを取得しました。米国控訴裁判所が先週この交換を阻止する要請を再び却下し、最高裁も介入しなかったことが背景です。Rio Tintoは、今後5億ドル規模の掘削調査を開始し、商業生産開始時期の予測に向けた評価を行う予定です。
社会的・経済的影響
San Carlos Apacheは伝統的に信仰の場であるOak Flat(アパッチ語: Chi’chil Biłdagoteel)の喪失を懸念し、土地交換の阻止を求めて裁判を続けました。これに対し米国農務長官ブルック・ローリンズは、「この責任ある鉱業プロジェクトは米国の鉱物自立を実現する」と支持しています。Rio Tintoと少数株主BHPグループは、これまでに20億ドル以上を投資しており、BHP Groupは米国経済に数千の高付加価値雇用と数十億ドル規模の経済活動をもたらすとしています。
金属フォーカス 編集部コメント
Resolution Copperプロジェクトの進展は、米国国内銅供給網の強化に直結します。電動化・再エネ需要増大に伴い、戦略的資源確保として鉱山開発の社会的・経済的影響を慎重に見極める必要があります。今後、現地住民の権利調整と商業生産開始のバランスが焦点となるでしょう。
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