ノーブル・ミネラル、オンタリオ州ティミンズ近郊でボーリング孔電磁探査プログラムを開始

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ノーブル・ミネラル・エクスプロレーション(Noble Mineral Exploration Inc.)は、オンタリオ州ティミンズ近郊のカーネギー・タウンシップ地区で実施中のダイヤモンドボーリングプログラムにおいて、ボーリング孔電磁探査(BHEM)を開始しました。本プログラムはカナダ11530313社との50/50パートナーシップの一環で、2019年の掘削プログラムを追跡する形で最近掘削された2本のボーリング孔を対象に行われます。


ボーリング孔電磁探査の概要と目的

BHEM調査は、地表に約500m四方の大型トランスミッターループを配置するシングルループ方式を採用しています。このループが生成する制御電磁場を地中に浸透させ、各ボーリング孔に下ろした高感度プローブで周囲の岩石の応答を測定します。これにより、直接掘削されなかった可能性のある導電性鉱体を特定し、将来の掘削ターゲットの精度向上と探査効率の改善が期待されます。


初期ボーリング結果と鉱化状況

ボーリング孔CG-25-01では、141.0~147.5m区間で6.5mの鉱化部分が0.64%亜鉛を示し、銅・銀・鉛も異常値を確認しました。そのうち1m区間は亜鉛1.90%を記録しています。鉱化は弱くラミネートされた硫化物リッチの黒色頁岩層に発生し、パイロトライト約5%(局所10~15%)を含む導電性鉱化でした。CG-25-02でも多金属鉱化系の存在が確認され、金37 ppb、銀4.6 g/t(0.9m区間)、亜鉛0.65%(2.7m区間)、銅0.13%(1.9m区間)、ニッケル212 ppm、コバルト189 ppmなどの異常値が得られています。真幅は現時点で未確定です


探査権・今後の展開

本プログラムは最近カナダ・ニッケル社に譲渡された土地上で実施されますが、ノーブルは火山性塊状硫化鉱鉱化および貴金属に関する5年間の探査権を保持しています。ノーブル社長兼CEOのヴァンス・ホワイト氏は「11530313カナダ社の協力により、本プログラムを開始できたことを非常に喜ばしく思います。キッド・クリーク鉱山に類似した鉱化の探索を引き続き行います」と述べています。

ノーブルは北オンタリオ州約70,000ha、ケベック州約24,000haでの探査権を保有し、オプションやジョイントベンチャーによる探査プログラムを計画中です。また、ティミンズ・コクラン地域(Project 81)約18,000ha、トーマスタウンシップ/ティミンズ約2,215ha、East Timmins Nickelが保有する約38,700haに対して20%の権益を持ち、金・ニッケル・コバルト・基本金属の多様な探査ターゲットを有しています。さらに、オンタリオ州ハースト近郊のNagagami Carbonatite ComplexやBoulder Project、ケベック州内のグラファイト、ニッケル・銅・PGM、REE、スカンジウム関連の複数プロジェクトも保有しています。


金属フォーカス 編集部コメント

今回のノーブル・ミネラルのボーリング孔電磁探査(BHEM)の開始は、ティミンズ近郊においてキッド・クリーク鉱山と類似した多金属鉱化の探索可能性を確認する重要なステップです。初期のボーリング結果で亜鉛、銅、銀、ニッケル、コバルトなどの多金属異常値が確認された点は、今後の掘削対象エリアを選定する上で大きな意味があります。

特に、BHEM調査により直接掘削されていない区間の導電性鉱体まで把握できる点は、探査効率やコスト削減の面で大きな利点です。今後5年間保有する探査権を活用して、金属資源の潜在量および経済性の評価が進められる予定であり、北オンタリオ州およびケベック州における広範な探査権の確保は、長期的なポートフォリオ拡張においてもプラス要因となるでしょう。

総合的に、初期結果と探査戦略を踏まえると、多金属鉱化探索プロジェクトとして投資および産業的関心が高い地域であると判断できます。

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