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| China Antimony Ingot |
中国で27名がアンチモンインゴットの無許可輸出に関して有罪判決を受けました。この判決は、中国が戦略鉱物に対する輸出管理を厳格化していることを示すものです。アンチモンはバッテリー、半導体、難燃剤、防衛分野で重要な素材であり、中国は世界最大の生産国です。2024年9月、北京はアンチモンを輸出管理リストに追加しています。
違反内容と刑罰の概要
主要被告の王武斌(Wang Wubin)は、国外の密輸業者と共謀し、他の被告にアンチモンインゴットを購入させ、隠蔽・偽装・虚偽申告を通じて無許可で輸出させました。深圳中級人民法院は、王被告に対して懲役12年および100万元(約14万1,899ドル)の罰金を科しました。その他26名の被告には、密輸量に応じて4か月から5年の懲役刑および罰金が課されています。今回の事件では166トン以上のアンチモンが密輸され、そのうち中国税関は96トン以上を押収しました。
国際的影響と市場動向
昨年、中国が米国向けアンチモン輸出を停止した後、タイやメキシコ経由で米国に大量のアンチモンが流入したと報じられています。最近では、米中首脳会談後にアンチモン、ガリウム、ゲルマニウムの米国向け輸出禁止が一時解除されたものの、輸出には依然として北京政府の許可が必要です。この事件は、戦略鉱物に対する中国の管理強化が国際市場に与える影響を明確に示しています。
金属フォーカス 編集部コメント
中国のアンチモン輸出規制強化は、世界の戦略鉱物市場に直接的な影響を及ぼす事例です。今後も中国の規制動向が、バッテリーや半導体用途のアンチモン供給安定性に重要な役割を果たす可能性があります。
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