銅 価格:供給逼迫と投資家熱が押し上げる12,000ドルの節目

Copper Prices


2025年末、銅 価格はロンドン金属取引所(LME)で史上最高値に迫り、年初から約40%上昇しました。供給逼迫と長期需要の強気見通しが、貿易不安や需要減速の影響を上回っています。


米国向け需要急増と供給ストレス

銅 価格上昇の主因は、米国への輸出急増です。潜在的な輸入関税を見越した金属流入が、世界の供給不足を引き起こす可能性があります。一方で、計画外の鉱山停止や人工知能インフラへの銅需要増も価格を押し上げています。投資家は先物や鉱業株に積極的に資金を投入しています。

加えて、精錬契約交渉の難航により、精錬手数料が過去最低水準に低下しました。一部の精錬所は生産を縮小または停止せざるを得ず、LMEや他の先物市場で取引される精錬銅の供給圧力がさらに高まる懸念があります。


2026年に向けた強気予測

大手金融機関は2026年の銅価格について強気予測を示しています。シティグループは第2四半期に13,000ドルに達する可能性を指摘し、ゴールドマンサックスも銅を来年の注目金属と位置付けています。世界的な供給逼迫と投資家熱は、銅 価格をさらに押し上げる要因として注目されています。


金属フォーカス 編集部コメント

銅 価格はエネルギー転換やAIインフラ需要の拡大により、長期的な上昇傾向が鮮明です。供給逼迫が続く限り、精錬能力と国際貿易の動向が市場変動に直結します。投資家は短期的な需給変化と地政学リスクの両方を注視する必要があります。

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