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| Tungsten Refining Cooperation between Uzbekistan and the United States |
ウズベキスタン技術金属コンプレックス(TMK)と米国のリ・エレメント・テクノロジーズ(ReElement)が、タングステン精製能力の向上に向けて提携を強化する。両社はタングステン精鉱を高純度のタングステン酸化物へ効率的に変換するプロセス技術の実証に成功した。加えて、ウズベキスタン国内での製錬所建設に向けた経済性評価やエンジニアリングを進めている。この動きにより、中国への過度な依存を脱し、世界のタングステンサプライチェーンにおける地政学的リスクが大きく軽減する。
タングステン精製における米ウズベキスタン連合の技術的優位性
リ・エレメント社は独自のクロマトグラフィーベースの分離技術を活用し、TMKが供給するタングステン精鉱の高度な精製を実現した。TMKは主力のインギチカ鉱山における生産量を2026年に587トンへ拡大し、2027年にはその倍増を目指す。さらに、サリクル鉱山やサウトバイ鉱山の開発も積極的に推進している。その結果、ウズベキスタンは将来的におよそ1万トンの三酸化タングステン(WO3)生産能力を保有する見込みである。
米国防調達規制を見据えた今後の展望と市場への影響
米国市場では2027年1月1日から中国産タングステンの防衛調達規制が適用されるため、新たな調達先の確保が急務となっている。米ウズベキスタン両国による今回の協力体制は、米国防サプライチェーンのぜい弱性を克服する決定的な切り札となる。両社は今後、長期的なオフテイク契約や供給量の詳細を確定させ、非中国圏における確固たるタングステン供給網を構築する。
金属フォーカス 編集部コメント
ウズベキスタンと米国による今回のタングステン精製提携は、重要鉱物の脱中国依存を進める上で極めて重要なマイルストーンとなります。インギチカ鉱山の増産や国内製錬所の新設計画が順調に進めば、西側諸国の防衛および産業用マテリアルの調達リスクは劇的に改善するでしょう。今後の長期オフテイク契約の行方と、ウズベキスタンが果たすサプライチェーンハブとしての役割に高い注目が集まります。


