Nucor、米国市場でホットロール鋼板価格を再度引き上げ|HRCスポット価格1,035ドルに

Hot Rolled Coil


米国大手鉄鋼メーカーNucorは、ホットロール鋼板(HRC)のスポット消費者価格(CSP)を再度1短トンあたり10ドル引き上げました。3月30日付の顧客宛通知によると、新価格は1,035ドル/短トンとなります。カリフォルニアの合弁事業California Steel Industries(CSI)でも同様に10ドルの値上げが実施され、新価格は1,085ドル/短トンです。今回の値上げは、Nucorが3月2日に実施した15ドル/短トンの大幅値上げに続くもので、2週連続で段階的に価格を引き上げています。


米国ホットロール鋼板市場の価格動向

米国内のHRCスポット価格は、3月24日時点でロッキー山脈以東のFOB条件で平均1,020ドル/短トンに達しました。これは前週比5ドル高であり、Kallanishの調査では3月20日~27日の期間に1,010~1,020ドル/短トンに上昇しています。需要の強さに加え、Nucorの価格引き上げ発表が市場価格の上昇を促しており、多くの生産者が高い受注量を報告しています。HRCの受注対応期間は従来通り3~5週間で、供給は安定しています。


構造用鋼製品の価格改定

さらに、NucorのBar Mill Groupは構造用鋼の価格も改定しました。チャネル材、アングル材、スチールストリップに関しては3月25日以降の新規注文に対して、短トンあたり40~60ドルの引き上げが適用されます。この動きは、米国鉄鋼市場全体の価格上昇圧力を示すものであり、製造業や建設業におけるコスト管理に影響を与える可能性があります。


金属フォーカス 編集部コメント

Nucorの連続的なHRC価格引き上げは、米国内の鉄鋼需要の強さと供給制約を反映しています。短期的には製造コスト上昇を招きますが、中期的には価格安定化と業界収益性向上に寄与する可能性があります。構造用鋼や特殊鋼への波及効果も注目されます。


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